diary

文化系理系。システムエンジニアだし、小説の翻訳をする。休みはすかさず旅行にでる。

2018-01-07から1日間の記事一覧

ドラマチック

『人生の選択に迷ったときは、よりドラマチックな方を選ぶ』 って、携帯のメモに書いてあった。 いつなんで書いたんだか全然わからない。だれかの名言? おぼえてないけど、なかなかわるくない。 人生ドラマチックにしていけ

It chooses you (あなたを選んでくれるもの)

「今までの人生でいちばん幸せだったときは、いつですか?」 様々なひとにインタビューする中で、皆この質問に対して具体的な過去のひとときを答えていることに、息が止まりそうになってしまった。 幸せのピークが存在していること、今はその時よりも幸せで…

「しあわせにしよう、っと。」

あなたがしあわせであることが私のしあわせ、というきもち。 面倒をかけてやれやれと云わせてしまうことはあるかもしれないけれど、悲しいかおは絶対にさせないぞ、というきもち。 つらい思いは絶対にさせないぞ。あなたを悲しませるものは私がやっつけるぞ…

本当はちがうんだ日記 p.168 ベティによろしく

「暖かい、幸福なクリスマスを。ベティによろしくね。」1904 このカードを贈った人も受け取ったひとも、もうこの世にはいない。「よろしくね」と云われたベティも、もうこの世にいない。 でも、生々しい手書きの文字と優しい言葉は、今、確かにここにある。…

優しさを滲ませる声

言葉にすると月並みだけれど、よく笑って、よく笑わせたがって、声に話し方に優しさの滲むひとは、やっぱり素敵だ。 何が、優しさを滲ませてるのだろう? 柔らかなことば選び、相手を楽しませようとするトーン。飾らず、明るい話題。目を見て話す、目を見て…

飛ぶ教室 p.18

人生で大切なのは、なにが悲しいかではなく、どれくらい悲しいか、だけなのだ。子供の涙が大人の涙より小さいなんてことは絶対にない。ずっと重いことだってよくある。どうか誤解しないでもらいたい。不必要にメソメソしようと言っているのではない。つらい…

夜、がやがやしたパブ、ほろ酔い

「髪のびたね。」 妙にドキドキしてしまった、静かな一言。

初恋と不倫 坂元裕二 p.73

人には思春期というものがあって、その時期に出会ったもの、好きになったものは、それ以降に出会ったものとはまったく別な存在になるように思うのです。言い換えれば、思春期に好きになったものがその人のすべてになると思うのです。

初恋と不倫 坂元裕二 p.72

『きっと絶望って、ありえたかもしれない希望のことを言うのだと思います。』 あの時、ああしておけば。 どんなに強く思っても、時間は戻らない。 私の人生において、背泳ぎでオリンピックに出て金メダルを取ることがもう不可能であるということには、特に絶…

初恋と不倫 坂元裕二 p.39

『悲しみを伝えることって、暴力のひとつだと思います。』 仲の良い高校の同級生がいた。 高校時代の彼は、バカみたいに明るくて、バカみたいに正直で、いわゆるクラスのムードメーカーで、マスコットだった。人を巻き込む力があって、何をしてもなぜか許し…

笑いと忘却の書 ミラン・クンデラ p.201

『愛の絶対性とは事実上、絶対的な同一性への願望のことである。』 『つまり、私たちが愛している女性が、私たちと同じようにゆっくり泳ぎ、その女性が思い出して幸福になるような、その女性だけに所属する過去などあってはならないということだ。しかし、(…

生活すること

生きているだけで褒めてほしい、とは言わないけれど 生活していることは褒めてほしいと思う。 朝起きたとき、 わくわくするほど空が晴れ渡っていて、はやく布団を干して、太陽の匂いがするフカフカの布団に飛び込みたいと思う日もあれば、 ひたすら遠くにず…

わるいおとこ

友達として仲が良いが、話をきく限りだと恋愛面ではやり手というか、奔放な男友達がいる。 私 「わるい男だね。」 友 「さびしい男だよ。」 なんだか印象に残った。