2018-01-01から1年間の記事一覧
人生におこえるイベントというものがある。就職とか結婚とか出産とか海外に住むとか。それらに関しては、はっきりとした形で何らかの痕跡が残ることが多い。…(中略) そうした痕跡と痕跡の隙間をさらに補完するように、写真やビデオや音楽や一緒に参加した…
おみやげなんにも買ってこないで いい匂いだけで帰ってくる おかあさんも知らないような香り わたしはわたし あなたはあなた (柴田聡子「あなたはあなた」) ドキドキした。 あまりにセクシーではないか。 香りは目に見えないし、香りを表すことばもあまり…
「自分=〇〇できる人」と言えるのは、本当に強い。
出だしの1フレーズで、もうその歌の良さが、大事な気持ちが全部つまっているみたいに、ぎゅっとなる詞がある。 ふたつの世界(くるり) 君がきらい でも 愛してる どうしようもない程に 冷たい頬(スピッツ) 「あなたのことを 深く愛せるかしら」 どうして…
『人生の選択に迷ったときは、よりドラマチックな方を選ぶ』 って、携帯のメモに書いてあった。 いつなんで書いたんだか全然わからない。だれかの名言? おぼえてないけど、なかなかわるくない。 人生ドラマチックにしていけ
「今までの人生でいちばん幸せだったときは、いつですか?」 様々なひとにインタビューする中で、皆この質問に対して具体的な過去のひとときを答えていることに、息が止まりそうになってしまった。 幸せのピークが存在していること、今はその時よりも幸せで…
あなたがしあわせであることが私のしあわせ、というきもち。 面倒をかけてやれやれと云わせてしまうことはあるかもしれないけれど、悲しいかおは絶対にさせないぞ、というきもち。 つらい思いは絶対にさせないぞ。あなたを悲しませるものは私がやっつけるぞ…
「暖かい、幸福なクリスマスを。ベティによろしくね。」1904 このカードを贈った人も受け取ったひとも、もうこの世にはいない。「よろしくね」と云われたベティも、もうこの世にいない。 でも、生々しい手書きの文字と優しい言葉は、今、確かにここにある。…
言葉にすると月並みだけれど、よく笑って、よく笑わせたがって、声に話し方に優しさの滲むひとは、やっぱり素敵だ。 何が、優しさを滲ませてるのだろう? 柔らかなことば選び、相手を楽しませようとするトーン。飾らず、明るい話題。目を見て話す、目を見て…
人生で大切なのは、なにが悲しいかではなく、どれくらい悲しいか、だけなのだ。子供の涙が大人の涙より小さいなんてことは絶対にない。ずっと重いことだってよくある。どうか誤解しないでもらいたい。不必要にメソメソしようと言っているのではない。つらい…
「髪のびたね。」 妙にドキドキしてしまった、静かな一言。
人には思春期というものがあって、その時期に出会ったもの、好きになったものは、それ以降に出会ったものとはまったく別な存在になるように思うのです。言い換えれば、思春期に好きになったものがその人のすべてになると思うのです。
『きっと絶望って、ありえたかもしれない希望のことを言うのだと思います。』 あの時、ああしておけば。 どんなに強く思っても、時間は戻らない。 私の人生において、背泳ぎでオリンピックに出て金メダルを取ることがもう不可能であるということには、特に絶…
『悲しみを伝えることって、暴力のひとつだと思います。』 仲の良い高校の同級生がいた。 高校時代の彼は、バカみたいに明るくて、バカみたいに正直で、いわゆるクラスのムードメーカーで、マスコットだった。人を巻き込む力があって、何をしてもなぜか許し…
『愛の絶対性とは事実上、絶対的な同一性への願望のことである。』 『つまり、私たちが愛している女性が、私たちと同じようにゆっくり泳ぎ、その女性が思い出して幸福になるような、その女性だけに所属する過去などあってはならないということだ。しかし、(…
生きているだけで褒めてほしい、とは言わないけれど 生活していることは褒めてほしいと思う。 朝起きたとき、 わくわくするほど空が晴れ渡っていて、はやく布団を干して、太陽の匂いがするフカフカの布団に飛び込みたいと思う日もあれば、 ひたすら遠くにず…
友達として仲が良いが、話をきく限りだと恋愛面ではやり手というか、奔放な男友達がいる。 私 「わるい男だね。」 友 「さびしい男だよ。」 なんだか印象に残った。